「納豆はご飯にかけて食べるもの」と思っていませんか?
実は納豆は、パスタとも相性のよい食材です。しょうゆやめんつゆを使った和風の味付けに卵のまろやかさを加えると、納豆の風味を生かした濃厚なパスタに仕上がります。
今回ご紹介するのは、何度も試行錯誤を重ねてたどり着いた、オリジナルの納豆パスタです。
しょうゆとめんつゆを土台に、オイスターソースでコクを加え、ナンプラーと柚子胡椒を隠し味に使用。複数の調味料を少しずつ組み合わせることで、単に納豆をのせただけではない、奥行きのある味わいを楽しめます。
ソースはフライパンで加熱せず、ボウルの中で混ぜるだけ。パスタをゆでている間に準備できるので、一人暮らしの昼食や、手早く済ませたい日の夕食にもおすすめです。
🫘 納豆と卵を使った濃厚な和風パスタ
この納豆パスタは、卵を混ぜた和風ソースに、ゆでたてのパスタを絡めて作ります。
ソースに使用するのは、しょうゆ、めんつゆ、オイスターソース、ナンプラー、柚子胡椒、和風顆粒だし、うま味調味料です。
それぞれの調味料には、次のような役割があります。
- しょうゆ:味の土台となる塩気と香り
- めんつゆ:だしの風味とほのかな甘み
- オイスターソース:濃厚なコクとうま味
- ナンプラー:味に奥行きを加える複雑な風味
- 柚子胡椒:後味を引き締める爽やかな香りと辛み
- 和風顆粒だし:納豆とパスタをまとめるだしの風味
- うま味調味料:全体のうま味を補う役割
調味料の種類は多めですが、一つひとつの使用量は少量です。どれか一つの味を強く出すのではなく、複数のうま味を重ねることで、納豆に負けない味わいを作ります。
🛒 納豆パスタの材料(1人分)
- パスタ:100g
- 納豆:1パック
- 卵:1個
- 小ネギ:好きな量
- しょうゆ:大さじ1/2
- めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1/2
- オイスターソース:小さじ1/2
- ナンプラー:隠し味程度
- 柚子胡椒:少々
- 和風顆粒だし:少々
- うま味調味料:少々
お好みで、刻み海苔、七味唐辛子、白ごまなども用意してください。
卵は全卵を使用すると、なめらかでまろやかな仕上がりになります。より濃厚な味を楽しみたい場合は、卵黄だけを使用しても構いません。
🍳 納豆パスタの作り方
1.パスタをゆでる
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、パスタを袋の表示に従ってゆでます。
ソースにしょうゆやめんつゆなど塩分を含む調味料を使用するため、パスタをゆでるお湯に加える塩は控えめにするか、入れなくても構いません。
パスタをゆでている間に、ソースを準備しましょう。
2.卵と調味料を混ぜる
パスタがゆで上がる前に、大きめのボウルへ卵を割り入れてよく溶きます。
卵を溶いたら、しょうゆ、めんつゆ、オイスターソース、ナンプラー、柚子胡椒、和風顆粒だし、うま味調味料を加えて混ぜ合わせます。
ナンプラーと柚子胡椒は香りが強いため、最初はごく少量にとどめるのがポイントです。完成後に味見をして、足りない場合に追加すると失敗しにくくなります。
この段階では、納豆をまだ入れません。
3.納豆を加えて軽くほぐす
卵と調味料を混ぜたボウルに、納豆1パックと付属のたれを加えます。
納豆を入れたあとは、勢いよくかき混ぜるのではなく、ソースに浸しながら箸で軽くほぐしてください。
納豆を強く混ぜると粘りが増し、パスタと和えたときに全体が重く感じられることがあります。豆の形や食感を残すように、やさしくほぐすのが、このレシピをおいしく仕上げるポイントです。
納豆に付属しているからしは、好みに応じて加えても構いません。柚子胡椒も使用するため、辛みを強くしたくない場合は入れずに仕上げましょう。
4.ゆでたてのパスタを加える
パスタがゆで上がったら、しっかり湯を切り、熱いうちにボウルへ加えます。
パスタの熱で卵がわずかに温まり、調味料と一緒に麺へ絡みやすくなります。
ここでもグルグルとかき混ぜるのではなく、トングや箸を使い、パスタを持ち上げながらソースをまとわせるように、やさしく和えてください。
ソースが固く、パスタに絡みにくい場合は、パスタのゆで汁を小さじ1程度ずつ加えて調整します。一度に多く入れると味が薄まりやすいため、少量ずつ加えましょう。
5.小ネギをのせて仕上げる
ソースが全体に絡んだら、お皿へ盛り付けます。
仕上げに小ネギをたっぷりのせれば完成です。
お好みで、次のようなトッピングを加えてもおいしく食べられます。
- 刻み海苔
- 七味唐辛子
- 白ごま
- かつお節
- 大葉
- 卵黄
卵黄だけを使用する場合は、最初にソースへ混ぜず、完成したパスタの中央にのせると、見た目にも濃厚な一皿に仕上がります。
🥢 納豆を強くかき混ぜないのがおいしさのポイント
一般的に、納豆はよくかき混ぜて粘りを出してから食べることが多いでしょう。
しかし、この納豆パスタでは、納豆を強くかき混ぜずに軽くほぐします。
納豆の粘りを出しすぎると、パスタ同士がまとまり、ソースが重く感じられることがあります。豆の粒を適度に残すことで、パスタのつるりとした食感と、納豆のやわらかな食感を一緒に楽しめます。
パスタを加えたあとも勢いよく混ぜるのではなく、ソースを麺にまとわせるように、やさしく和えましょう。
🥚 全卵と卵黄では仕上がりがどう変わる?
このレシピでは全卵1個を使用しますが、濃厚な味が好きな場合は卵黄だけでも作れます。
全卵を使うと、卵白によってソースがゆるくなり、パスタ全体へ絡めやすくなります。口当たりも比較的軽く、まろやかな仕上がりです。
卵黄だけを使う場合はコクが強くなり、ねっとりと濃厚なソースに仕上がります。カルボナーラを思わせるような味わいを楽しみたい人に向いています。
ただし、卵黄だけではソースが固くなりやすいため、必要に応じてパスタのゆで汁を少量加えてください。
このレシピでは卵を十分に加熱しないため、生食できる新鮮な卵を使い、完成後は早めに食べましょう。
🐟 ナンプラーで味に奥行きをプラス
和風の納豆パスタにナンプラーを入れることを、意外に感じる人もいるかもしれません。
ナンプラーは魚を発酵させて作る調味料で、独特の香りと強いうま味を持っています。少量を加えることで納豆や和風だしと風味が重なり、ソースに複雑な味わいを加えられます。
ただし、入れすぎるとナンプラーの香りが前面に出てしまいます。「ナンプラー味のパスタ」にするのではなく、何が入っているか分からない程度を意識して加えるのがポイントです。
ナンプラーが苦手な場合や、自宅にない場合は無理に使用する必要はありません。省いて作り、味を確認しながらしょうゆやオイスターソースを少量加えて調整しましょう。
🌿 柚子胡椒で濃厚な味を爽やかに引き締める
卵、納豆、オイスターソースを組み合わせると、濃厚でコクのある味に仕上がります。
そこで活躍するのが柚子胡椒です。
柚子の爽やかな香りと唐辛子の辛みが加わることで、濃厚なソースの後味を引き締めてくれます。最初から多く入れると辛くなりすぎるため、少量から試してください。
子どもが食べる場合や辛いものが苦手な場合は、柚子胡椒を入れずに作り、大人の分だけ食べる直前に添える方法もおすすめです。
🔄 納豆以外の食材でも楽しめる和風ソース
このレシピの卵入り和風ソースは、納豆以外の食材とも組み合わせられます。
ツナ
缶汁や油を適度に切ったツナを加えると、納豆が苦手な人でも食べやすい和風パスタになります。
しらす
しらすの塩気とうま味は、卵やめんつゆとよく合います。しらすを使う場合は、しょうゆやめんつゆを少し減らして塩分を調整してください。
明太子
薄皮から取り出した明太子を加えると、ピリッとした辛さのある濃厚なパスタに変化します。柚子胡椒は控えめにするか、省いても構いません。
サバ缶
汁気を切ったサバ缶をほぐして加えると、食べ応えのある和風パスタになります。ナンプラーとも合わせやすく、魚のうま味をしっかり楽しめます。
基本のソースを覚えておけば、冷蔵庫や食品棚にある食材を使って、さまざまな和風パスタにアレンジできます。
❓ 納豆パスタに関するよくある質問
Q.納豆に付属しているたれも入れますか?
A.今回のレシピでは、納豆と一緒に付属のたれも加えます。しょうゆやめんつゆも使用するため、濃い味が苦手な場合は、付属のたれを半量にして調整しても構いません。
Q.ナンプラーがなくても作れますか?
A.ナンプラーを入れなくても作れます。ナンプラーは味に奥行きを加える隠し味なので、苦手な場合や自宅にない場合は省いてください。
Q.めんつゆが2倍濃縮や4倍濃縮の場合はどうしますか?
A.濃縮倍率によって味の濃さが異なります。3倍濃縮の大さじ1/2を基準に、2倍濃縮なら少し多め、4倍濃縮なら少なめにして調整してください。
Q.納豆を先によく混ぜてもよいですか?
A.よく混ぜても食べられますが、粘りが強くなり、パスタと和えたときに重く感じる可能性があります。豆の食感を残したい場合は、ソースの中で軽くほぐす程度がおすすめです。
Q.冷製パスタにもできますか?
A.冷製にする場合は、ゆでたパスタを冷水でしめ、水気をしっかり切ってからソースと和えます。ただし、温かいパスタよりソースが固く感じられるため、めんつゆや水を少量加えて調整してください。
Q.この納豆パスタは時短料理ですか?
A.ソースをフライパンで加熱する必要がなく、パスタをゆでている間に準備できるため、比較的短時間で作れるレシピです。洗い物を増やしたくない日の昼食や夕食にも向いています。
🍳 アルミ製フライパンでパスタ作りを楽しもう
今回の納豆パスタはボウルで和えて仕上げますが、パスタ料理を作る機会が多い人は、使いやすいフライパンを用意しておくと料理の幅が広がります。
なかでもアルミ製フライパンは、料理店を思わせるスタイリッシュな見た目も魅力です。トマトソースやオイルソースなど、フライパンの中でソースとパスタを絡めるレシピにも活用できます。
お気に入りの調理器具があると、普段のパスタ作りがさらに楽しくなり、新しいレシピへ挑戦するきっかけにもなりそうです。
🍝 複数のうま味が重なる納豆パスタを作ってみよう
今回の納豆パスタは、卵と和風調味料を混ぜたソースに、納豆とゆでたてのパスタを和えるだけで作れます。
しょうゆとめんつゆの親しみやすい味を土台に、オイスターソースのコク、ナンプラーの複雑な風味、柚子胡椒の爽やかな香りを少しずつ重ねているのが特徴です。
納豆を強く混ぜず、豆の形を残しながらやさしく和えることで、粘りが強くなりすぎず、パスタとの食感の違いも楽しめます。
手軽に作れる納豆料理を探している人や、いつもの納豆ご飯とは違う食べ方を試したい人は、昼食や夕食のメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。
