🍗 市販のチキンカツで簡単!ふわとろ卵とじ丼の作り方

スーパーやコンビニで買えるチキンカツに、甘辛く煮た玉ねぎとふわとろの卵を合わせた「チキンカツの卵とじ丼」。カツを一から揚げる必要がなく、少ない手間で食べ応えのある丼を作れます。

新生活や一人暮らしで自炊を始めたばかりでも、市販のお惣菜にひと手間加えるだけなら挑戦しやすいでしょう。冷めたチキンカツも、トースターで温め直してから使うことで、衣の香ばしさを取り戻しやすくなります。

今回は、市販のチキンカツを使った卵とじ丼の作り方をご紹介します。卵を2回に分けてふわとろに仕上げる方法と、衣のサクサク感をなるべく残す方法などについて、ご紹介します。

🥚 親子丼ではなく「チキンカツの卵とじ丼」

鶏肉と卵を使っているため「親子丼」と呼びたくなりますが、一般的な親子丼は、生の鶏肉と玉ねぎをだしの効いた煮汁で煮て、卵でとじた料理です。

今回使うのは、衣を付けて揚げたチキンカツです。料理の内容を正確に伝えるなら、「チキンカツの卵とじ丼」や「チキンカツ親子丼風」と表現するのが分かりやすいでしょう。

作り方はかつ丼に近く、とんかつをチキンカツへ置き換えたアレンジです。衣へ煮汁を含ませると一体感のある味になり、カツをあとからのせればサクサクした食感も楽しめます。

📝 チキンカツの卵とじ丼の材料

材料(1人分)

  • 市販のチキンカツ:1枚
  • 温かいご飯:180~200g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • 卵:2個
  • 三つ葉:お好みで適量
  • 七味唐辛子:お好みで少々

煮汁

  • 水:50ml
  • しょうゆ:大さじ1
  • みりん:大さじ1
  • 酒:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1
  • 和風顆粒だし:小さじ1/4

元記事では1人分にご飯2膳分、玉ねぎ1/2個となっていますが、茶わんの大きさによって量が変わり、一般的な丼1杯としては多くなる場合があります。今回はご飯180~200g、玉ねぎ1/4個を基本にしました。

しっかり食べたい場合は、ご飯を250g程度まで増やしても構いません。チキンカツの大きさや味付けに合わせて調整してください。

🔪 下ごしらえ

  • 玉ねぎは皮をむき、5mm程度の薄切りにします。
  • 三つ葉は2~3cmの長さに切ります。
  • 卵は小さなボウルへ割り入れます。
  • ご飯を丼へ盛り付けておきます。

卵は白身と黄身が完全に均一になるまで混ぜず、菜箸で白身を切るように5~6回ほど軽く溶きます。白身と黄身が少し残った状態にすると、加熱したときに色と食感の違いが生まれます。

🔥 市販のチキンカツをおいしく温め直す方法

冷めたチキンカツをそのまま煮汁へ入れると、衣が油っぽく感じられたり、中心が十分に温まらなかったりすることがあります。最初にトースターで温め直すのがおすすめです。

トースターで温める場合

チキンカツをアルミホイルの上に置き、表面が焦げないよう様子を見ながら3~5分温めます。

アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてから広げると、カツとの接触面が減り、底側もべたつきにくくなります。チキンカツの厚さやトースターの出力で時間が変わるため、中心まで温まったことを確認してください。

電子レンジを併用する場合

厚いチキンカツは、電子レンジで20~30秒ほど温めてからトースターへ入れると、中心を温めながら衣を焼き直せます。

電子レンジだけでは衣がしんなりしやすいため、最後にトースターで表面の水分を飛ばしましょう。

温めたチキンカツは、食べやすいよう2cm幅程度に切ります。

🍳 チキンカツの卵とじ丼の作り方

1.煮汁を煮立たせる

小さめのフライパンまたは親子鍋に、水、しょうゆ、みりん、酒、砂糖、和風顆粒だしを入れて中火にかけます。

一度しっかり煮立たせ、みりんと酒のアルコール分を飛ばします。砂糖が鍋底へ残らないよう、軽く混ぜてください。

2.玉ねぎを煮る

薄切りにした玉ねぎを加え、弱めの中火で2~3分煮ます。

玉ねぎが透き通り、好みのやわらかさになるまで加熱してください。煮汁が減りすぎた場合は、水を大さじ1程度加えて調整します。

3.チキンカツを加える

温めて切ったチキンカツを玉ねぎの上へ並べ、煮汁をスプーンで少量かけます。

衣へ味をしっかり含ませたい場合は、弱火で30秒~1分ほど煮ます。サクサク感を残したい場合は、煮汁に触れる時間を短くし、すぐに卵を加えてください。

4.溶き卵の1回目を加える

溶き卵の約2/3量を、鍋の中央から外側へ回し入れます。このときは、白身が多い部分を先に加えるのがおすすめです。

ふたをして弱めの中火で30秒~1分ほど加熱します。鍋の縁の卵が固まり、中央がまだやわらかい状態になるまで待ってください。

5.残りの卵を加える

残りの溶き卵を全体へ回し入れ、お好みで三つ葉を散らします。

ふたをして5~10秒ほど加熱したら火を止め、余熱で好みの状態に仕上げます。完全に生の部分が残らないよう確認してください。

とろとろの卵は魅力ですが、妊娠中の人、乳幼児、高齢者、免疫力が低下している人が食べる場合は、卵の中心まで十分に火を通すと安心です。

6.ご飯へ盛り付ける

ご飯を盛った丼へ、鍋の中身を滑らせるようにのせます。

親子鍋を使う場合は、取っ手を持って丼へ近づけ、菜箸やヘラで具材を軽く押し出します。フライパンを使う場合は、大きめのフライ返しやスプーンで分けて盛り付けても構いません。

お好みで三つ葉や七味唐辛子を追加したら完成です。

✨ 卵をふわとろに仕上げる5つのコツ

1.卵を混ぜすぎない

白身と黄身を完全に混ぜるのではなく、白身のかたまりを軽く切る程度にします。加熱後にふわっとした白身と、とろりとした黄身の両方を楽しめます。

2.卵を2回に分けて加える

最初の卵で全体をまとめ、残りの卵でやわらかな表面を作ります。一度に全量を加えるより、火の通りが異なる部分を作りやすくなります。

3.白身が多い部分を先に入れる

白身は黄身より固まるのに時間がかかります。1回目に白身が多い部分、2回目に黄身が多い部分を入れると、白身へ火を通しながら黄身をやわらかく残しやすくなります。

4.2回目の卵を入れたら加熱しすぎない

卵は火を止めたあとも、鍋と具材の余熱で固まります。理想の状態になる少し前に火を止めましょう。

5.小さめの鍋を使う

直径16~18cm程度のフライパンや親子鍋を使うと、煮汁と卵が広がりすぎず、1人分をまとめやすくなります。

🍗 サクサク感を残す作り方

チキンカツを煮汁へ入れて卵でとじると、衣へ味が染み込む一方、全体のサクサク感は弱くなります。衣の食感を優先したい場合は、カツと卵を別々に仕上げましょう。

作り方

  1. チキンカツをトースターで温め、食べやすい幅に切ります。
  2. 煮汁で玉ねぎをやわらかく煮ます。
  3. チキンカツを入れずに、溶き卵を2回に分けて加えます。
  4. ご飯の上へチキンカツをのせます。
  5. 玉ねぎ入りの卵とじを、カツの中央を中心にかけます。

卵とじをカツ全体へかけず、端を少し残すと、煮汁の染みた部分とサクサクした部分を一緒に楽しめます。

「煮汁を含んだ一体感のあるカツ丼」が好みなら基本の作り方、「衣の香ばしさを残したい」なら別々に仕上げる方法がおすすめです。

⏱ めんつゆで作る時短アレンジ

しょうゆ、みりん、酒、砂糖をそれぞれ量る代わりに、めんつゆを使うこともできます。

1人分の目安

  • 3倍濃縮めんつゆ:大さじ2
  • 水:大さじ4~5
  • 砂糖:必要に応じて小さじ1/2

めんつゆは商品によって濃縮倍率や甘さ、塩分が異なります。必ずパッケージの丼物用の希釈表示も確認し、最初は薄めに作ってください。

煮汁を味見してから玉ねぎを加え、甘みが足りない場合だけ砂糖を補います。チキンカツにも下味が付いているため、濃くしすぎないことが大切です。

🧅 煮汁が濃い・薄い場合の調整方法

味が濃すぎる場合

水を大さじ1ずつ加えて煮立たせ、味を確認します。卵を加えると味が少しまろやかになりますが、濃すぎる煮汁を卵だけで調整しようとしない方がよいでしょう。

味が薄い場合

しょうゆを小さじ1/2ずつ加えます。甘みも足りない場合は、砂糖またはみりんを少量補ってください。

煮汁が多すぎる場合

チキンカツや卵を入れる前に、中火で短時間煮詰めます。煮詰めると塩味も濃くなるため、味を確認しながら調整してください。

煮汁が少なくなった場合

水を大さじ1~2加えます。玉ねぎを強火で長く煮ると水分が減りやすいため、弱めの中火を保ちましょう。

🍖 チキンカツ以外でも作れる?

とんかつ

市販のとんかつを使えば、定番のかつ丼になります。厚みがあるため、中心まで温めてから煮汁へ加えてください。

唐揚げ

唐揚げを食べやすく切り、玉ねぎと卵でとじます。衣に味が染み込みやすいため、煮る時間は短めがおすすめです。

メンチカツ

メンチカツは肉のうまみが強く、ボリュームのある丼になります。脂が多い商品もあるため、トースターで温めて余分な油を落としてから使いましょう。

エビカツ

エビカツを使うと、魚介の風味を楽しめる卵とじ丼になります。タルタルソースが付いている場合は取り除き、別添えにしてください。

コロッケ

コロッケでも作れますが、煮汁を吸うと崩れやすくなります。ご飯へコロッケをのせ、あとから卵とじをかける方法が向いています。

🧊 作り置きや余った場合の保存方法

卵とじ丼は、作りたてを食べるのがおすすめです。時間がたつとカツの衣が煮汁を吸い、卵の食感も変わります。

保存する場合は、ご飯と具材を別々の清潔な容器へ入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫へ移します。室温に長時間置かないでください。

食べるときは、卵とチキンカツの中心まで十分に温め直します。半熟に仕上げた卵とじは保存に向かないため、保存する予定がある場合は最初から卵へしっかり火を通しましょう。

❓ チキンカツの卵とじ丼のよくある質問

Q.チキンカツは煮汁で何分煮ますか?

A.衣へ味を含ませたい場合でも、30秒~1分程度が目安です。市販のチキンカツはすでに加熱されているため、トースターで中心まで温め、煮汁では長く煮すぎないようにします。

Q.卵が固くなってしまう原因は何ですか?

A.2回目の卵を加えたあとも長く加熱したことや、火力が強すぎたことが考えられます。2回目は5~10秒程度で火を止め、余熱で仕上げてください。

Q.卵を2回に分けても白身が生っぽく残ります。

A.白身を菜箸で軽く切り、1回目に白身が多い部分を加えます。ふたをして、白身が白く固まってから2回目の卵を入れてください。必要に応じて追加加熱します。

Q.カツの衣をサクサクに保てますか?

A.煮汁へ入れれば完全なサクサク感は残りません。カツをトースターで温め、玉ねぎ入りの卵とじを別に作ってから上へかけると、衣の一部をサクサクに保てます。

Q.親子鍋がなくても作れますか?

A.直径16~18cm程度の小さなフライパンで作れます。大きなフライパンでは煮汁と卵が広がりやすいため、材料を中央へ寄せて加熱してください。

Q.玉ねぎ以外の野菜を加えられますか?

A.長ねぎ、しめじ、しいたけなども合います。火の通りにくい具材は玉ねぎと一緒に先に煮て、卵を加える前にやわらかくしてください。

Q.子ども向けに作る場合のポイントは?

A.七味唐辛子を使わず、煮汁を少し薄めに作ります。卵は半熟にせず、中心までしっかり火を通してください。チキンカツも食べやすい大きさに切ります。

🍚 市販のチキンカツを満足感のある丼へアレンジ

チキンカツの卵とじ丼は、市販のお惣菜へ玉ねぎと卵を加えるだけで、温かく食べ応えのある一品を作れるレシピです。

チキンカツはトースターで温め直し、玉ねぎは透き通るまで煮ます。卵は混ぜすぎず2回に分けて加え、2回目を入れたら余熱を利用して好みの状態に仕上げましょう。

煮汁を含んだカツが好みなら鍋の中で卵とじにし、サクサクした衣を残したい場合は、カツと卵を別々に仕上げます。市販のお惣菜と自炊を上手に組み合わせ、忙しい日の夕食やランチに活用してみてください。

🥘 親子鍋があると丼物をきれいに仕上げやすい

親子鍋は、親子丼やかつ丼など、1人分の卵とじを作るための小さな鍋です。浅くコンパクトな形状で、煮汁と卵が広がりすぎにくく、完成した具材をご飯へ滑らせるように盛り付けられます。

専用鍋がなくても小さなフライパンで代用できますが、親子丼やかつ丼をよく作る場合は、1つあると形を整えやすくなります。購入前に鍋の直径、ふたの有無、ガス火・IHなどの対応熱源を確認してください。

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