やわらかくゆでたイカと、シャキシャキしたセロリをレモン風味のマリネ液で和えた「イカとセロリのマリネ」。さわやかな酸味とオリーブオイルの香りが広がり、春から夏の食卓にぴったりの一品です。
材料が少なく、味付けもレモン汁、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーが中心。普段の副菜としてはもちろん、スパークリングワインに添える前菜や、家飲みのおつまみにも活躍します。
ただし、イカは長くゆでると硬くなりやすく、セロリも切り方によって筋っぽさが残ることがあります。今回は、イカとセロリのレモンマリネの作り方とともに、下処理や加熱、マリネ液をなじませるコツまで詳しくご紹介します。
🍋 イカとセロリのレモンマリネとは?
イカとセロリのレモンマリネは、加熱したイカと生のセロリを、レモン汁とオリーブオイルを使ったマリネ液で和える料理です。
イカのうまみと弾力のある食感に、セロリの香りと歯触りがアクセントを加えます。レモンの酸味が全体をさっぱりまとめるため、暑い季節や濃厚なメイン料理に添える副菜としても食べやすいでしょう。
マリネとは、肉や魚介、野菜などを酢や柑橘果汁、油、香辛料などを合わせた液に浸したり、和えたりする調理法です。今回のレシピは長時間漬け込む必要がなく、作ってすぐでも、少し冷やして味をなじませても楽しめます。
🦑 イカとセロリのマリネの材料
材料(2人分)
- イカ:1杯(下処理後200~250g程度)
- セロリ:1/2本
- レモン汁:大さじ1
- エキストラバージンオリーブオイル:大さじ1
- 塩:小さじ1/4程度
- ブラックペッパー:少々
- 砂糖:ひとつまみ(お好みで)
- セロリの葉:お好みで少量
イカの大きさやアンモニア臭の有無、レモンの酸味によって味の感じ方が変わるため、塩とレモン汁は最後に味見をして調整してください。
砂糖は必須ではありません。レモンの酸味が鋭く感じられる場合に、ひとつまみ加えると味がまとまりやすくなります。
🔪 イカとセロリの下ごしらえ
イカの下処理
イカの胴に指を入れ、胴と内臓がつながっている部分を外します。足を持ってゆっくり引き、内臓と軟骨を取り出してください。
目の下で足を切り分け、足の中央にある硬いくちばしを押し出して取り除きます。吸盤に硬い輪が残っている場合は、手や包丁の背でこそげ落としましょう。
胴の内側と足を流水で手早く洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。胴は1cm程度の輪切り、足は食べやすい長さに切ります。
皮は付いたままでも食べられます。白くきれいに仕上げたい場合は、端からキッチンペーパーでつかんで皮をむいてください。
セロリの下処理
セロリは茎の根元へ包丁を浅く入れ、表面にある太い筋をつかんで葉側へ引きます。ピーラーで表面を薄くむく方法でも構いません。
筋を取ったら、繊維を断ち切るように斜め薄切りにします。斜めに切ることで断面が広くなり、マリネ液がなじみやすくなります。
セロリの葉も食べられるため、やわらかい部分を少量刻んで仕上げに加えると、香りと彩りを生かせます。香りが強いため、入れすぎには注意しましょう。
🍳 イカとセロリのマリネの作り方
1.マリネ液を作る
大きめのボウルにレモン汁、塩、ブラックペッパー、お好みで砂糖を入れ、塩が溶けるまでよく混ぜます。
エキストラバージンオリーブオイルを少しずつ加えながら、泡立て器やフォークでしっかり混ぜてください。レモン汁とオイルが細かく混ざり、少しとろみのある状態になればマリネ液の完成です。
レモン汁とオイルはそのままでは分離しやすい組み合わせですが、先に塩をレモン汁へ溶かし、オイルを少量ずつ加えると均一になじみやすくなります。
2.セロリをマリネ液へ加える
薄切りにしたセロリをマリネ液へ入れて和えます。
イカをゆでている間にセロリをなじませておくと、角のある食感が少しやわらぎます。シャキシャキ感を強く残したい場合は、イカと同じタイミングで加えてください。
3.イカを短時間でゆでる
鍋にたっぷりの湯を沸かします。イカを入れ、身が白く不透明になって全体に火が通るまで短時間ゆでます。
1cm程度の輪切りなら、再び湯が沸いてから30秒~1分程度がひとつの目安です。ただし、イカの厚さや量で必要な時間は変わります。時間だけで判断せず、最も厚い部分を切って中心まで白くなっていることを確認してください。
長くゆですぎると水分が抜けて硬くなりやすいため、火が通ったらすぐにざるへ上げます。
4.イカの水気を切る
ゆでたイカをざるへ上げ、しっかり水気を切ります。
水に長くさらすと風味が薄まり、マリネ液も水っぽくなりやすいため、そのまま粗熱を取るのがおすすめです。急いで冷ます場合は、短時間だけ冷水に取り、キッチンペーパーで十分に水気を拭き取ります。
5.イカとセロリを和える
イカが熱すぎない状態になったら、セロリの入ったボウルへ加えて全体を和えます。
温かいうちに加えると味がなじみやすくなりますが、熱々のままではセロリがしんなりしすぎます。触れられる程度まで粗熱を取ってから加えましょう。
味見をし、酸味が足りなければレモン汁、味がぼやけていれば塩、香りを強めたい場合はオリーブオイルを少量足します。
6.冷やして盛り付ける
作ってすぐでも食べられますが、冷蔵庫で15~30分ほど冷やすと味がなじみます。
器に盛り付け、お好みで刻んだセロリの葉やレモンの薄切りを添えます。仕上げにブラックペッパーを挽くと、香りが引き立ちます。
✨ イカをやわらかく仕上げるコツ
加熱前に大きさをそろえる
輪切りの厚さや足の長さが不ぞろいだと、火の通りに差が出ます。胴は1cm程度にそろえ、厚い足は食べやすく分けておきましょう。
沸騰した湯へ入れる
低い温度からゆっくり加熱すると、火が通るまでの時間が長くなります。十分に沸いた湯へイカを入れ、短時間で火を通すと硬くなりにくくなります。
ゆで時間だけで判断しない
イカの種類や厚さによって火の通りは変わります。身が白く不透明になり、中心まで火が通ったらすぐに引き上げてください。
水気をしっかり取る
ゆでたイカに水分が残るとマリネ液が薄まり、味がぼやけます。ざるで十分に水気を切り、必要に応じてキッチンペーパーで押さえましょう。
🍋 酸っぱすぎる・味がぼやけるときの調整方法
酸味が強すぎる場合
オリーブオイルを少量追加すると、酸味がまろやかになります。砂糖をひとつまみ加える方法もありますが、甘くなりすぎないよう少量ずつ調整してください。
味がぼやける場合
まずイカやセロリの水気が出ていないか確認します。塩をひとつまみ加え、全体を混ぜてから再度味見してください。レモン汁だけを増やすと酸味ばかり強くなるため、塩とのバランスを見ることが大切です。
オイルの香りが弱い場合
盛り付け後にエキストラバージンオリーブオイルを少量かけます。加熱せずに使うことで、オイルの香りを感じやすくなります。
⏱ マリネする時間の目安
作ってすぐは、セロリのシャキシャキした食感とレモンの鮮やかな酸味を楽しめます。
冷蔵庫で15~30分置くと、イカとセロリへ味がなじみ、全体がまとまりやすくなります。前菜として冷たく提供したい場合にも、この程度の時間がおすすめです。
長時間置くとセロリから水分が出て、イカも締まった食感になりやすいため、一晩漬け込む必要はありません。食感と香りを楽しむなら、作った当日中に食べるのが理想です。
🧅 おすすめの具材アレンジ
玉ねぎ
薄切りの玉ねぎを水に短時間さらし、水気をしっかり絞って加えます。辛みと香りがアクセントになりますが、入れすぎるとセロリの風味を隠すため少量がおすすめです。
ミニトマト
半分に切ったミニトマトを加えると、彩りと甘酸っぱさが増します。トマトから水分が出やすいため、食べる直前に混ぜましょう。
オリーブ
輪切りにした黒オリーブやグリーンオリーブを加えると、塩気とコクが増し、ワインに合わせやすい味になります。オリーブを使う場合は、マリネ液の塩を控えめにしてください。
パプリカ
薄切りの赤や黄色のパプリカを加えると、色鮮やかな前菜になります。生のままでは硬い場合があるため、薄く切るか、電子レンジで軽く加熱してから使います。
ハーブ
イタリアンパセリ、ディル、バジルなどもよく合います。複数を大量に使うと香りが複雑になりすぎるため、1種類を少量加えるのがおすすめです。
🦑 ボイル済みのイカで時短できる?
スーパーで販売されているボイル済みのイカを使えば、下処理やゆでる工程を省けます。
食べやすい大きさに切り、表面の水分をキッチンペーパーで拭いてからマリネ液へ加えてください。すでに加熱されているため、再びゆでる必要はありません。
商品によって塩分が付いている場合があるので、マリネ液の塩を控えめに作り、最後に味を調整しましょう。
🥂 合わせやすいワインと献立
レモンの酸味がある軽やかな前菜なので、辛口のスパークリングワインや白ワインと合わせやすいでしょう。柑橘を思わせる香りを持つ、すっきりしたタイプを選ぶと、イカとセロリの風味を生かせます。
献立では、トマトパスタや魚料理、鶏肉のソテーなどの前菜・副菜として使えます。メイン料理が濃厚な場合も、レモンマリネの酸味が口の中をさっぱりさせてくれます。
❓ イカとセロリのマリネのよくある質問
Q.冷凍イカでも作れますか?
A.作れます。冷蔵庫で解凍し、出てきた水分をキッチンペーパーで十分に拭き取ってから加熱してください。商品が加熱済みか生食用か、加熱用かも表示で確認しましょう。
Q.イカが硬くなってしまう原因は何ですか?
A.加熱時間が長すぎることが主な原因です。沸騰した湯で短時間加熱し、中心まで火が通ったらすぐに引き上げます。薄く切りすぎると火が入りすぎやすいため、1cm程度の輪切りがおすすめです。
Q.セロリが苦手でも食べやすくできますか?
A.筋を取り、繊維を断つように薄く切ると食べやすくなります。塩少々を振って5分置き、水気を絞ってから使うと香りと食感が穏やかになります。ミニトマトを加えて甘みを補う方法もあります。
Q.市販のレモン果汁でも作れますか?
A.作れます。商品によって酸味の強さが異なるため、大さじ1を一度に加えず、少量ずつ味を確認してください。生のレモンを使う場合は、皮のすりおろしを少量加えると香りが引き立ちます。
Q.作り置きできますか?
A.冷蔵保存できますが、時間がたつとセロリから水分が出て、イカの食感も変わりやすくなります。清潔な保存容器へ入れ、なるべく当日中、遅くとも翌日までを目安に食べ切るのがおすすめです。室温に長く置かないでください。
Q.オリーブオイル以外でも作れますか?
A.香りの穏やかな植物油でも作れますが、風味は変わります。今回のように加熱せず使う料理では、エキストラバージンオリーブオイルの香りが料理の印象を大きく左右します。
🍋 レモンとオリーブオイルで爽やかな前菜を楽しもう
イカとセロリのレモンマリネは、魚介のうまみ、セロリの歯触り、レモンの酸味を一度に楽しめるさっぱりした一品です。
イカは大きさをそろえて切り、沸騰した湯で中心まで火が通るよう短時間で加熱します。セロリは筋を取り、繊維を断つように斜め薄切りにすると食べやすくなります。
レモン汁へ塩を溶かし、オリーブオイルを少しずつ混ぜてマリネ液を作るのもポイントです。作りたてのシャキシャキ感を楽しむほか、冷蔵庫で15~30分冷やし、味をなじませてからスパークリングワインと一緒に味わってみてください。
🫒 ICONOのオリーブオイルでマリネを香り豊かに
「ICONO(アイコノ)エキストラバージンオリーブオイル 500ml」は、サラダやマリネなど、オイルを加熱せずに使う料理にも取り入れられます。
今回のレシピでは、レモン汁と同量のオリーブオイルを使うため、オイルの香りや味わいが仕上がりに影響します。イカとセロリを和えたあと、盛り付け時に少量かける使い方もおすすめです。
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