ぷりっとしたエビと、濃厚でクリーミーなアボカド。相性のよい2つの食材を、レモンとオリーブオイルでさっぱり仕上げる「エビとアボカドのカルパッチョ風サラダ」をご紹介します。
作り方は、エビをゆでてアボカドを切り、手作りのカルパッチョ風ソースをかけるだけ。火を使うのはエビをゆでる短い時間だけなので、華やかに見えるのに難しい工程はありません。
食卓の前菜やおもてなし料理にはもちろん、パンやスープを添えれば軽めのランチにもぴったり。白ワインやスパークリングワインのおつまみとしても楽しめます。
この記事では、基本の材料と作り方に加え、エビを硬くしないゆで方、アボカドの変色を防ぐ方法、きれいな盛り付け方、味のアレンジまで詳しくご紹介します。
🍽 カルパッチョ風サラダとは?
カルパッチョは、本来は生の牛肉を薄切りにしてソースやチーズなどを添えたイタリア料理です。現在は日本でも、薄切りにした魚介類へオリーブオイルやレモンを合わせる料理が「カルパッチョ」として広く親しまれています。
今回のレシピは、生の魚介を使うのではなく、加熱したむきエビとアボカドを使ったサラダです。そのため、料理名は「カルパッチョ」ではなく「カルパッチョ風サラダ」としています。
オリーブオイルとレモンを使ったシンプルな味付けや、食材を平たく並べる盛り付けによって、カルパッチョのような華やかな一皿に仕上げるのが特徴です。
✨ このレシピがおすすめの日
・夕食の前菜を手軽に作りたい日
・火を使う時間が短い料理を選びたい日
・アボカドとエビを一緒に楽しみたい日
・彩りのよいおもてなし料理が欲しい日
・白ワインに合うおつまみを作りたい日
・パンに合わせられる軽めのランチを用意したい日
赤いエビと緑色のアボカドを交互に並べるだけでも見栄えがよくなるため、クリスマスや誕生日などのホームパーティーにも活用できます。
⏱ 調理時間と分量
調理時間の目安:15分
分量の目安:ランチなら2人分、前菜なら3~4人分
元のレシピは、むきエビ400gとアボカド2個を使う食べ応えのある分量です。前菜として少量ずつ盛り付ける場合は3~4人で分けられます。2人分の軽い前菜にしたい場合は、材料を半量にしても構いません。
🛒 材料
・加熱用むきエビ……400g
・アボカド……2個
・レモン汁……小さじ2
・エキストラバージンオリーブオイル……大さじ4
・塩……少々
・粗びき黒こしょう……少々
好みで加えたい食材
・ベビーリーフ
・ミニトマト
・薄切りにした玉ねぎ
・粉チーズ
・刻んだパセリ
・バゲット
※使用するエビが「生食用」ではない場合は、必ず中心まで十分に加熱してください。
🥣 カルパッチョ風ソースの作り方
小さなボウルに、レモン汁小さじ2、塩少々、粗びき黒こしょう少々を入れ、塩がなじむまでよく混ぜます。
そこへエキストラバージンオリーブオイル大さじ4を少しずつ加えながら、スプーンや小さな泡立て器で混ぜてください。一時的に全体がなじみ、少しとろりとしたら完成です。
オリーブオイルとレモン汁は時間がたつと分離しやすいため、盛り付ける直前にもう一度混ぜましょう。
酸味を強くしたい場合はレモン汁を少量追加し、まろやかにしたい場合はオリーブオイルを少し足します。塩はエビ自体の塩気を確認してから調整するのがおすすめです。
🔪 作る前の下ごしらえ
エビの背わたを確認する
背わた付きのむきエビを使う場合は、背中に浅く切り込みを入れ、黒い筋を竹串などで取り除きます。
背わたを取り除くと、口当たりがよくなり、見た目もきれいに仕上がります。
冷凍エビは正しく解凍する
冷凍むきエビは、商品の表示に従って解凍してください。急ぐ場合でも、長時間室温へ放置するのは避けます。
解凍後はキッチンペーパーで水分を拭き取ると、水っぽさや生臭さを抑えやすくなります。
アボカドは食べ頃を選ぶ
すぐに使う場合は、皮が濃い緑から黒に近く、手のひらでやさしく持ったときにわずかな弾力があるものが目安です。
指で強く押すと傷みやすいため、軽く触れる程度にしましょう。極端にやわらかいものや、皮と実の間に大きな隙間を感じるものは、熟しすぎている可能性があります。
🍳 エビとアボカドのカルパッチョ風サラダの作り方
1.エビをゆでる
鍋にたっぷりの湯を沸かし、エビを入れます。
再び湯がふつふつしてきたら火加減を弱め、エビの中心まで火を通してください。大きさによって加熱時間は変わりますが、身が白くなり、全体が赤く丸まるのがひとつの目安です。
食品安全を優先する場合、一般的な加熱の目安は中心部75℃で1分以上です。見た目だけに頼らず、大きなエビは中心まで加熱できているか確認しましょう。
2.エビを冷まして水気を取る
ゆで上がったエビをざるに上げ、粗熱を取ります。
冷水に長く浸けると水っぽくなりやすいため、さっと冷やす程度にしてください。冷めたら、キッチンペーパーで表面の水分を丁寧に拭き取ります。
水分を残さないことが、ソースを薄めず、おいしく仕上げるコツです。
3.アボカドを切る
アボカドを縦半分に切り、種と皮を取り除きます。
食べやすい厚さの薄切り、または一口大に切ってください。切ったらレモン汁の一部を軽く絡め、変色を抑えます。
※アボカドは切って空気に触れると色が変わりやすいため、エビをゆでてから最後に切るのがおすすめです。
4.皿へ盛り付ける
エビとアボカドを交互に並べます。
丸い皿の外側から円を描くように並べると、カルパッチョらしい華やかな見た目になります。カジュアルに仕上げたい場合は、一口大に切ってボウルで和えても構いません。
5.ソースをかける
混ぜ直したカルパッチョ風ソースを、全体へ均等に回しかけます。
仕上げに粗びき黒こしょうを振り、好みで刻みパセリやベビーリーフを添えたら完成です。
🦐 エビを硬くしないためのコツ
沸騰させ続けない
強く沸騰した湯で長くゆでると、エビの水分が抜けて硬くなりやすくなります。エビを入れたあとは火を少し弱め、穏やかに加熱しましょう。
大きさをそろえる
大小のエビを一緒にゆでると、小さいものだけ先に火が通ります。できるだけ同じ大きさのエビを選ぶと、加熱具合をそろえやすくなります。
加熱後に水分を拭く
表面に残った水分は味を薄める原因になります。粗熱を取ったあと、エビをつぶさないようにやさしく拭き取ってください。
🥑 アボカドの変色を防ぐポイント
アボカドは切った断面が空気に触れると、徐々に茶色く変色します。食べられなくなるわけではありませんが、サラダの見た目が損なわれやすくなります。
変色を抑えるには、次の方法が効果的です。
・盛り付ける直前に切る
・切った直後にレモン汁を絡める
・完成後はできるだけ早く食べる
・すぐに食べない場合は、表面に密着させるようにラップをかけて冷蔵する
レモン汁は変色を抑えるだけでなく、アボカドの濃厚さを引き締め、エビの味をすっきりまとめる役割もあります。
✨ おいしく見せる盛り付け方
エビとアボカドの向きをそろえ、少しずつ重ねながら並べると、統一感が出ます。
白い皿を使うと、エビの赤色とアボカドの緑色が映えます。皿の中央にベビーリーフや薄切り玉ねぎをふんわり盛ると、高さが生まれて華やかです。
ソースは食卓へ出す直前にかけてください。早くかけすぎると、食材から水分が出て皿の底にたまりやすくなります。
🌿 味を変えて楽しむアレンジ
わさびしょうゆ風
基本のソースに、しょうゆ小さじ1とわさび少々を加えます。ご飯や日本酒にも合わせやすい和風の味になります。
粒マスタード風
粒マスタード小さじ1を加えると、ほどよい辛味と酸味が加わります。パンや白ワインとの相性がよいアレンジです。
にんにく風味
すりおろしにんにくをほんの少量加えると、食欲をそそる味わいになります。にんにくは香りが強いため、入れすぎないようにしましょう。
チーズ入り
粉チーズや小さく切ったモッツァレラチーズを加えれば、コクと食べ応えが増します。
サーモン入り
生食用サーモンを加えると、彩りとごちそう感がさらに高まります。必ず生食用と表示されたものを使用してください。
🥖 前菜にもランチにも楽しめる献立
前菜として出す場合は、肉料理やパスタの前に少量を盛り付けると、食卓が華やかになります。
ランチにする場合は、バゲットやトースト、ミネストローネなどのスープを添えるのがおすすめです。エビとアボカドだけでは主食が不足するため、パンや少量のパスタを組み合わせると満足感のある献立になります。
🥂 合わせたい飲み物
レモンとオリーブオイルで仕上げる軽やかなサラダには、辛口のスパークリングワインや白ワインがよく合います。
アルコールを飲まない場合は、炭酸水にレモンを加えたものや、無糖のアイスティーも合わせやすいでしょう。
🫒 仕上げのオリーブオイルで風味が変わる
このレシピは調味料がシンプルなため、仕上げに使うオリーブオイルの香りや味が料理全体へ反映されやすくなります。
元の記事で紹介されているのは、バルベーラ社の「ロレンツォNo.5 エキストラバージンオリーブオイル」です。
プレス前にオリーブの種を取り除く製法により、苦味を抑えたマイルドで甘く、クリーミーな味わいに仕上げられていると紹介されています。加熱用というより、サラダやカルパッチョ、パンなど、香りを直接楽しめる料理の仕上げに使いやすいオリーブオイルです。
エビとアボカドのカルパッチョ風サラダを、よりまろやかで上品な味に仕上げたい方は、商品情報を確認してみてください。
▼ サラダの仕上がりを引き立てる一本をチェック
※価格、在庫、販売元、送料などは変更される場合があります。購入前に商品ページで最新情報をご確認ください。
🧊 保存方法と作り置きについて
このサラダは、アボカドが変色しやすく、エビやソースから水分も出るため、完成後すぐに食べるのが最もおすすめです。
やむを得ず保存する場合は、清潔な密閉容器へ入れて冷蔵し、当日中を目安に食べ切ってください。常温に長く置くのは避けましょう。
前もって準備するなら、ゆでて水気を取ったエビと、混ぜたソースを別々に冷蔵しておきます。食べる直前にアボカドを切って盛り付けると、色と食感を保ちやすくなります。
❓ エビとアボカドのカルパッチョ風サラダについてよくある質問
Q.ボイル済みのエビでも作れますか?
A.作れます。解凍するだけで食べられるボイルエビを使えば、さらに手軽です。商品の表示を確認し、水分をよく拭き取ってから使ってください。
Q.冷凍むきエビでも大丈夫ですか?
A.問題ありません。商品の表示に従って解凍し、背わたが残っていないか確認してから加熱します。解凍後と加熱後に水分をしっかり拭くことが、水っぽくしないコツです。
Q.アボカドが硬かった場合はどうすればよいですか?
A.切る前であれば、常温で追熟させます。硬いアボカドを電子レンジで加熱しても、やわらかくはなりますが、完熟したときの風味や食感とは異なります。可能であれば自然に熟すのを待ちましょう。
Q.レモン汁の代わりに酢を使えますか?
A.使えます。白ワインビネガーや穀物酢を少量ずつ加え、酸味を確認しながら調整してください。レモン特有の爽やかな香りは弱くなりますが、さっぱりした味に仕上がります。
Q.オリーブオイルは普通のタイプでもよいですか?
A.作れます。ただし、この料理はオリーブオイルを加熱せずに使うため、香りを楽しみたい場合はエキストラバージンオリーブオイルがおすすめです。
Q.エビ400gは多くありませんか?
A.前菜として2人で食べるには多めですが、ランチの主菜として楽しむなら食べ応えのある分量です。軽い前菜なら、エビ200g、アボカド1個、調味料を半量にすると作りやすくなります。
Q.マヨネーズを加えてもよいですか?
A.加えてもおいしく作れます。マヨネーズを少量加えると、カルパッチョ風というより濃厚なエビアボカドサラダに近い味わいになります。
Q.お弁当に入れられますか?
A.アボカドが変色しやすく、時間がたつと水分も出やすいため、お弁当にはあまり向きません。作った場所で早めに食べる前菜やランチとして楽しむのがおすすめです。
🥗 ぷりぷりのエビと濃厚なアボカドを、爽やかな一皿で楽しもう
エビとアボカドのカルパッチョ風サラダは、食材をゆでて切り、レモンとオリーブオイルのソースをかけるだけで作れる華やかな一品です。
おいしく仕上げるポイントは、エビを加熱しすぎないこと、ゆでたあとの水分をしっかり拭くこと、アボカドを食べる直前に切ること。シンプルな料理だからこそ、この3点を意識すると食感と見た目に差が出ます。
そのまま前菜にするだけでなく、パンやスープを添えてランチにしたり、スパークリングワインと一緒に楽しんだりできるのも魅力です。
冷蔵庫にエビとアボカドがある日は、いつものサラダを少し華やかにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
