🥩 炊飯器でローストビーフを作る方法|しっとり仕上げる簡単レシピ

「自宅でも、しっとりやわらかなローストビーフを作ってみたい」「塊肉の中まで火が通っているか不安」と感じたことはありませんか?

ローストビーフは華やかで難しそうに見えますが、フライパンで表面を焼き、温度設定のできる炊飯器で加熱すれば、家庭でも挑戦できます。

2026年7月25日放送のフジテレビ系『ミキティダイニング』では、牛もも塊肉を使った「炊飯器でローストビーフ」が紹介されました。

番組では、藤本美貴さん、庄司智春さん、ゲストの高橋成美さんが、生春巻きとローストビーフを並行して調理。牛肉の表面をフライパンで香ばしく焼き、耐熱性の保存袋に入れて、70℃に設定した炊飯器で35分保温する方法に挑戦しました。

完成後はすぐに切らず、冷蔵庫でしっかり冷やしてからスライスするのもポイントです。肉汁が落ち着き、薄く切り分けやすくなります。

この記事では、『ミキティダイニング』で紹介された炊飯器ローストビーフの材料と作り方をはじめ、表面を焼く理由、きれいに切るコツ、安全に低温調理するための注意点、余ったローストビーフのアレンジまでご紹介します。

🍽️ ミキティダイニングで作った炊飯器ローストビーフとは?

番組で作られたのは、牛もも塊肉500gを使った約4人分のローストビーフです。

すりおろしたにんにく、ハーブソルト、粗びきこしょうで牛肉に下味を付け、オリーブオイルを熱したフライパンで表面をこんがり焼きます。

焼いた牛肉は耐熱性のジッパー付き保存袋に入れ、1リットルのお湯を張った炊飯器へ。浮かないように皿などで重しをして、70℃に設定した炊飯器で35分保温します。

加熱後は冷蔵庫でしっかり冷やし、食べやすい厚さにスライス。番組の公式レシピでは、紫キャベツスプラウトやグレイビーソースなどを好みで添えます。

🥩 炊飯器ローストビーフの材料

約4人分の材料です。

  • 牛もも塊肉:500g
  • にんにく:1片
  • ハーブソルト:適量
  • 粗びきこしょう:適量
  • オリーブオイル:大さじ1/2

お好みの添え物

  • 紫キャベツスプラウト:適量
  • グレイビーソース:適量

にんにくはすりおろして使用します。

牛肉は、ひき肉や成形肉、筋切り処理された肉ではなく、内部まで刃が入っていない牛ももの塊肉を選びましょう。

🔪 作る前の準備

牛肉の水分を拭き取る

牛肉の表面に余分な水分が付いている場合は、清潔なキッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。

水分を取ることで調味料がなじみやすくなり、フライパンで表面を焼いたときにも香ばしい焼き色が付きやすくなります。

牛肉を室温に戻す

番組公式レシピでは、牛もも肉を室温に戻してから調理します。

ただし、生肉を長時間室温に放置するのは避けてください。季節や室温、肉の大きさによって状態が変わるため、調理の準備を整えたうえで必要以上に放置せず、速やかに加熱を始めましょう。

保存袋の耐熱温度を確認する

加熱には、湯せん調理に対応した耐熱性のジッパー付き保存袋を使用します。

すべての保存袋が加熱調理に対応しているわけではありません。使用前に商品の耐熱温度と注意事項を確認し、メーカーが推奨していない使い方は避けましょう。

🍳 炊飯器ローストビーフの作り方

1.牛肉に下味を付ける

牛もも塊肉の表面全体に、すりおろしたにんにく、ハーブソルト、粗びきこしょうをすり込みます。

一部分だけ味が濃くならないよう、肉の側面や端までまんべんなくなじませましょう。

2.フライパンで表面を焼く

フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を入れて熱し、牛肉の表面をこんがり焼きます。

大きな面だけでなく、側面や端もトングなどで支えながら焼きましょう。

表面に香ばしい焼き色が付いたら、フライパンから取り出します。

3.耐熱性の保存袋に入れる

焼いた牛肉を、湯せん調理に対応した耐熱性のジッパー付き保存袋へ入れます。

できるだけ袋の中の空気を抜き、口をしっかり閉じましょう。保存袋の中にお湯が入らないよう、密閉されていることを確認します。

4.炊飯器にお湯を入れる

温度設定のできる炊飯器に、1リットルのお湯を入れます。

炊飯器の容量や使用方法は機種によって異なります。調理前に取扱説明書を確認し、低温調理や保存袋を使った調理に対応していない機種では行わないでください。

5.牛肉をお湯に沈める

牛肉を入れた保存袋を炊飯器のお湯に入れます。

袋が浮くと牛肉全体に均一に熱が伝わりにくくなるため、耐熱性のある皿などをかぶせて重しにします。

袋に入った牛肉全体がお湯に沈んでいることを確認し、炊飯器のふたを閉めましょう。

6.70℃で35分保温する

番組公式レシピでは、炊飯器を70℃に設定して35分保温します。

ただし、「炊飯器のお湯が70℃」であることと、「牛肉の中心部が必要な温度へ達している」ことは同じではありません。

牛肉の厚さや形、加熱前の温度、炊飯器の性能によって、中心部の温度が上がるまでの時間は変わります。番組と同じ500gでも形状が異なれば加熱状態に差が出るため、時間だけで判断しないことが大切です。

7.中心温度を確認する

加熱後は、清潔な中心温度計を肉の最も厚い部分へ差し込み、中心部まで適切に加熱できているか確認します。

家庭で牛肉を低温調理する場合、食品安全委員会は中心部が63℃に達してから30分以上加熱することを案内しています。

中心温度が基準に達していない場合や、必要な時間を保てたか確認できない場合は、そのまま食べず、中心部まで追加加熱してください。

肉の色だけでは、安全に加熱できたか正確に判断できません。切った断面が赤いかどうかだけでなく、中心温度と加熱時間を確認しましょう。

8.冷蔵庫でしっかり冷やす

加熱を終えた牛肉は保存袋から取り出し、粗熱を適切に取ってから冷蔵庫でしっかり冷やします。

長時間室温に放置するのは避け、速やかに冷却・冷蔵しましょう。

しっかり冷やすことで肉汁が落ち着き、包丁を入れたときに形が崩れにくくなります。

9.薄くスライスする

冷えたローストビーフを、食べやすい厚さに切ります。

紫キャベツスプラウトなどを添え、好みでグレイビーソースをかければ完成です。

🔥 牛肉の表面をこんがり焼く理由

番組のローストビーフでは、炊飯器へ入れる前に、フライパンで牛肉の表面をこんがり焼きます。

この工程には、香ばしい風味を加え、見た目をおいしそうに仕上げる役割があります。

また、塊肉では表面に食中毒の原因となる微生物が付着している可能性があります。大きな面だけでなく、側面や端まで焼くことを意識しましょう。

ただし、表面を焼いただけで低温調理全体の安全性が保証されるわけではありません。炊飯器で加熱した後も、中心温度と加熱時間の確認が必要です。

🌡️ 炊飯器で低温調理するときの注意点

炊飯器でローストビーフを作る際は、次の点を確認してください。

  • 温度設定や低温調理に対応した炊飯器を使用する
  • 炊飯器の取扱説明書を確認する
  • 湯せん調理に対応した耐熱性の保存袋を使用する
  • 牛肉全体がお湯に沈んでいる状態にする
  • 肉の中心温度を温度計で測る
  • お湯の設定温度だけで加熱状態を判断しない
  • 加熱時間だけで安全性を判断しない
  • 加熱後は室温に放置せず、速やかに冷却・冷蔵する
  • 生肉に触れた器具を、そのまま完成品に使用しない

食品安全委員会は、家庭で牛肉を低温調理する際、中心温度63℃で30分以上の加熱条件を守るよう案内しています。

温度計を用意できない場合や、炊飯器が低温調理に対応していない場合は、炊飯器を使った低温調理を避け、中心部まで確実に加熱できる方法を選びましょう。

特に、乳幼児、高齢者、妊娠中の方、免疫機能が低下している方が食べる場合は、加熱不足にならないよう十分に注意してください。

🔪 ローストビーフを薄くきれいに切るコツ

冷蔵庫でしっかり冷やす

温かい状態で切ると肉汁が流れ出やすく、肉の形も崩れやすくなります。

番組公式レシピのように、冷蔵庫でしっかり冷やしてから切りましょう。

よく切れる包丁を使う

切れ味の悪い包丁で何度も押し切ると、肉の断面が崩れてしまいます。

よく切れる包丁を使い、刃を大きく動かしながら切り分けましょう。

肉の繊維を断つように切る

牛肉の繊維が伸びている方向を確認し、その繊維に対して直角になるように切ります。

繊維を短く断つことで、もも肉でも食べやすく、やわらかく感じられます。

薄く均一に切る

ローストビーフは、厚く切るよりも薄く切った方が口当たりよく仕上がります。

最初に包丁を入れる位置を決め、できるだけ厚さをそろえて切りましょう。

🧄 ローストビーフに合うソース

番組公式レシピでは、グレイビーソースなどを好みで添えます。

ソースを変えることで、同じローストビーフでも異なる味わいを楽しめます。

グレイビーソース

肉のうま味を生かした、ローストビーフの定番ソースです。

市販品を使用すれば、手軽に本格的な味わいを楽しめます。

わさびじょうゆ

しょうゆに好みの量のわさびを加えます。

ローストビーフの脂やうま味を、わさびの爽やかな辛味が引き締めます。

玉ねぎソース

すりおろした玉ねぎに、しょうゆ、酢、砂糖などを合わせたソースです。

玉ねぎの甘味と酸味が加わり、ご飯にも合う味わいになります。

ごまマヨネーズ

マヨネーズに、すりごまや少量のしょうゆを加えます。

まろやかで食べやすく、野菜と一緒に食べる場合にもおすすめです。

🥗 ローストビーフの盛り付け方

薄く切ったローストビーフを少しずつ重ねながら、皿に円を描くように並べると華やかに見えます。

中央や周囲に紫キャベツスプラウト、ベビーリーフ、レタスなどの緑を添えると、肉の色とのコントラストが生まれます。

ソースは全体にかけてもよいですが、別の器に入れて添えると、食べる人が好みの量を調整できます。

普段の夕食だけでなく、誕生日、クリスマス、ホームパーティーなどにも活用しやすい一皿です。

🥬 同じ放送回の生春巻きと組み合わせてアレンジ

2026年7月25日放送の『ミキティダイニング』では、ローストビーフと一緒に生春巻きも作られました。

番組では別々の料理として紹介されていますが、薄く切ったローストビーフを生春巻きの具材として活用するのもおすすめです。

ローストビーフ生春巻きの具材例

  • 薄く切ったローストビーフ
  • レタス
  • アボカド
  • ゆでオクラ
  • ゆで春雨
  • たくあんまたはしば漬け

ローストビーフのやわらかな食感に、レタスやオクラの爽やかさ、漬物のポリポリした歯ごたえが加わります。

同じ放送回で生春巻きのアドバイスを届けた飯島温子シェフは、「生春巻きの具材は無限大」と紹介していました。その考え方を生かせば、ローストビーフも生春巻きの具材として楽しめます。

生春巻き用のナンプラーソースを添えればエスニック風に、グレイビーソースを少量添えれば洋風の味わいに仕上がります。

※ローストビーフ生春巻きは、同じ放送回で作られた2品を組み合わせた本記事独自のアレンジです。番組内で紹介されたレシピではありません。

🍚 余ったローストビーフのアレンジ

ローストビーフ丼

ご飯の上に薄く切ったローストビーフを並べ、玉ねぎソースやわさびじょうゆをかけます。

中央に卵黄や温泉卵を添えると、まろやかな味わいになります。

ローストビーフサンド

パンにレタス、薄切りのローストビーフ、ソースを挟みます。

粒マスタードやマヨネーズを加えると、味にアクセントが生まれます。

ローストビーフサラダ

レタスやベビーリーフ、トマトなどの野菜にローストビーフをのせます。

好みのドレッシングを添えれば、食べ応えのあるサラダになります。

ローストビーフ生春巻き

レタス、アボカド、オクラ、春雨などと一緒にライスペーパーで包みます。

野菜も一緒に食べやすく、ホームパーティーにも向いたアレンジです。

❓ 炊飯器ローストビーフに関するよくある質問

Q.温度設定のできない炊飯器でも作れますか?

A.温度を設定できず、低温調理への対応も確認できない炊飯器で作るのはおすすめできません。

保温時の温度は炊飯器によって異なります。取扱説明書を確認し、メーカーが低温調理や保存袋を使用した調理を認めている機種を使用してください。

Q.70℃で35分保温すれば必ず安全ですか?

A.炊飯器のお湯を70℃に設定して35分保温するだけでは、すべての条件で安全とは限りません。

牛肉の厚さや形、加熱前の温度、炊飯器の性能によって、中心部が必要な温度へ到達するまでの時間が変わります。

中心温度計を使い、肉の中心部が63℃に達してから30分以上加熱されていることを確認しましょう。

Q.肉の断面が赤くても食べられますか?

A.肉の色だけで、安全に加熱できているかを判断することはできません。

加熱後も赤みが残ることがありますが、見た目では中心温度や加熱時間を確認できません。清潔な中心温度計を使用して判断してください。

Q.炊飯器に入れる前に表面を焼く必要はありますか?

A.番組のレシピでは、フライパンで牛肉の表面をこんがり焼いてから炊飯器へ入れます。

表面を焼くことで香ばしい風味と焼き色が付きます。塊肉のすべての面に熱が当たるよう、側面や端も焼きましょう。

ただし、表面を焼くだけで低温調理全体の安全性が保証されるわけではありません。炊飯器での加熱後も、中心温度と加熱時間の確認が必要です。

Q.牛もも肉以外でも作れますか?

A.部位が変わると脂肪の量、厚さ、熱の伝わり方が変わるため、同じ加熱条件をそのまま適用できるとは限りません。

まずは番組公式レシピと同じ牛もも塊肉500gを使用し、中心温度を測りながら調理するのがよいでしょう。

Q.ローストビーフは作り置きできますか?

A.加熱後は室温に放置せず、速やかに冷却して冷蔵庫で保存してください。

保存期間は調理環境や保存状態によって変わります。においや見た目だけで判断せず、できるだけ早めに食べ切りましょう。

食べる分だけを清潔な器具で取り分け、残りは冷蔵庫へ戻してください。

Q.保存袋はどのようなものを使えばよいですか?

A.湯せん調理に対応し、調理温度を上回る耐熱温度を備えた保存袋を使用してください。

商品の表示やメーカーの注意事項を確認し、湯せんや低温調理に使用できない袋は使わないようにしましょう。

🌟 炊飯器を活用して華やかなローストビーフに

『ミキティダイニング』で紹介されたローストビーフは、牛もも塊肉の表面をフライパンで香ばしく焼き、温度設定のできる炊飯器で加熱するレシピです。

すりおろしたにんにく、ハーブソルト、粗びきこしょうというシンプルな味付けで、牛肉そのもののうま味を楽しめます。

加熱後に冷蔵庫でしっかり冷やせば、肉汁が落ち着き、薄くきれいに切り分けやすくなります。紫キャベツスプラウトやグレイビーソースを添えれば、普段の夕食からおもてなしまで活用できる華やかな一皿の完成です。

同じ放送回で作られた生春巻きの具材として包んだり、丼、サンドイッチ、サラダにしたりと、余ったローストビーフの楽しみ方も広がります。

ただし、低温調理では、お湯の設定温度や保温時間だけでなく、肉の中心温度と、その温度を維持した時間の確認が欠かせません。

炊飯器と保存袋の取扱説明書を確認し、清潔な中心温度計を使用したうえで、安全においしいローストビーフを楽しみましょう。

※本記事は、フジテレビ『ミキティダイニング』2026年7月25日放送回の公式レシピを参考に、調理のコツ、安全上の注意、アレンジ方法などを加えて構成しています。